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自分史上、最も手厚い介護の時期
介護日記【最初の1週間は寝返りも打てず】 母が腰の骨の圧迫骨折をして、ほぼ寝たきりの状態になってから1カ月がたちました。 母は2018年4月に肺炎で入院したのを最後に、自宅での生活を2年以上続けてこられました。それがここへきてコロナもありながら、... -
食べることと排泄の大切さ
介護日記【在宅ワンオペ介護のぎりぎりのラインとは】 母が腰の骨の圧迫骨折をして起き上がれなくなってから、3週間がたちました。 私のワンオペ介護も年が明けて来年2月になれば、丸5年たちます。今回ここへきて本当に食べることと排泄の大切さを思い知らされ... -
当たり前になっていたことのありがたさ
介護日記【気を付けたい高齢者の「いつの間にか骨折」】 高齢者の“あるある”に「いつの間にか骨折」があります。 高齢者は骨がもろくなっているので、文字通り「いつの間にか」骨折してしまうのです。程度の差こそあれ、大腿部、背中、腰の骨あたりがそうなってし... -
心の持ち方
介護日記【腰の痛みで救急外来へ】 この3週間ほど母の機嫌が悪く、デイサービスに行きたがりませんでした。 虫の居どころが悪いのか、単に気分の問題なのかと思っていましたが、どうやら腰の痛みからきていたようです。 体の痛みというのは他人がどうすることもで... -
兆候を見逃さない
介護日記【悪化するのはあっという間】 母は2016年2月から2018年5月までの約2年間で、延べ11回の入院をしました。心臓の大動脈弁狭窄症に始まり、尿路感染症、大腿部骨折、肺炎が3回、インフルエンザが2回に食中毒……。 母も大変だったと思いますが... -
午前3時、今日もどこかで
介護日記【ショートステイに1日行く日がずれただけで……】 2017年12月に母がショートステイを利用しだして以来、初めてテコでも動かないという激しい抵抗があり、結局施設に行く日が翌日にズレるという思わぬ事態で、私はすっかり消耗してしまいました。 行... -
初めてショートステイに行かなかった日のこと
介護日記【ショートステイのない在宅介護は不可能】 母をショートステイに送り出す日は毎回ドキドキします。 詰まるところ行かせる側としては、 「すんなり行ってほしい」 それだけなのです。 母には月に1回7日間、特養のショートステイに行ってもらっています。... -
母の介護で課題となっている言葉
介護日記【「何かおいしいものが食べたい」】 おひとりさまワンオペ介護も4年半を過ぎ、巡回型の訪問ヘルパーさんに来てもらうようになってから、私の介護の負担は劇的に減りました。 母は2018年4月から入院をせずに2年半がたち、ずっと自宅で過ごせていま... -
母はほんとに認知症?と思った日
介護日記【認知症の人は亡くなった人を生き返らせる】 母は例えば、来るはずのない地方在住の母のきょうだいがこれから来るからパジャマを用意してくれなど、しばしば「せん妄」からくる訳のわからないことを言うのですが、今日は朝、私が起きていくと、 「すごい... -
食べることは人に残された最大の楽しみ
介護日記【人間の基本は食べること】 私が自分のできる範囲で心がけている介護の最大のポイントは、ずばり「食」です。 母は86年間生きてきて、一度も歯医者に行ったことがない強者です。入れ歯の1本もなく、虫歯はあるのかもしれませんが、痛いと言わないので...