今に生きよう

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あなたはどの時間軸に生きていますか?

過去、現在、未来という時間軸があったとして、あなたはどの時間軸を主体に生きていますか?

そんなの「現在=今」に決まっているじゃないと思うかもしれません。でも本当の意味で今に生きている人がどれだけいるでしょう。

人は、ともすれば過去に目を向け、

「あのときなんであんなことをしてしまったんだろう」
「あのときあれさえしなければ、もっといまごろ幸せだったのに」

などと、後悔したり後ろを振り返ったりしてしまいがちな生き物です。

過去にとらわれるあまり、なかなか前に進めない人もいる。

そして同時にまだ起こってもいない未来の出来事を心配し、不安に思ってしまう人も大勢います。

「結婚できなかったらどうしよう」
「会社をクビになったらどうしよう」
「老後のために2000万円貯めておかないと安心して生きていけない」……。

人生には「今」しかない

人生は「今」の連続で、「過去」も「未来」もないという考え方があります。

人生には今しかない。その点がつながって人生ができあがっているというものです。

「今」を生きるようにすると思考することが少なくなります。思考とは「過去」と「未来」にもれなくついてするものだからです。

例えば過去についてだと、
「あんなことになるんだったら、やらなきゃよかった」

未来になると、
「ああなったら、どうしよう」

そんな思考の中にどっぷりはまってしまい、どうにもならなくなっていく。

思考という行為をすると人は往々にして自分でわざわざ問題を見つけだし、その問題を延々に考えるという堂々巡りに陥ってしまうものです。

それで気持ちが落ち込んでいってしまう。それでは人生楽しくないですよね。

とはいえ、そこは生身の人間ですから思考はしてしまいます。その場合はいったん受け入れて、それでもオーケーということにします。

そしてその思考している内容をただ現在起きている出来事だというように自分の中にあるスクリーンを観るような気持ちで眺めてみる。

いったんどっぷり思考にはまってしまっている自分を受け入れて、そんなふうに客観的に見られる習慣が身につくと、他人も自分も責めなくなりジャッジもしなくなり、とてもラクな気持ちになれます。

自分は今幸せだと決めてしまう

また人は、
「あれがないから今自分は幸せでない」
「あれさえ手に入れば自分は幸せになれる」

というように自分に今足りないと思い込んでいるものが手に入れば、幸せになれるという幻想を持ってしまう傾向があります。

これも今に生きていない証拠です。今足りていない状況や環境、お金、物質、人間関係、才能などが手に入れば幸せになれるだろうと思い込んでしまう。

この思考もじつは欠乏感の中に自分を置いてごまかしているだけで、危険な考え方です。

一見、意欲的に見えますが、そんな考え方をしていてもいつまでも自分に満足することはありません。

幸せは未来にあるのではなく、今現在すでにあるものなのです。

何か願望がかなったら手に入ったら幸せになるのではなく、今幸せになってしまうと決めてしまえば、じつは誰でもその時点から幸せになれます。

すでにあなたはもう幸せなんです。幸せは外にあるのではなく、自分の内にあるものだということを知ってください。

どんなつらいと思える状況にあったとしても、今に感謝して、今を生きる。今すでに自分が幸せであることに気づく。

それが人生をラクに楽しく生きていくコツだと思います。

過去を振り返っても、未来も心配しても何の意味もありません。

今、この時だけに集中して生きていくのが大切です。

 

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