1年365日休みなくケアしてもらえる
私が4年半以上、ワンオペ在宅介護を続けてこられたのは、その9割が1日24時間、1年365日、1日も休まず訪問してくれる定期巡回のヘルパーさん方のおかげです。
このサービスがなければ、私はとっくのとうに母に施設に入ってもらっていました。
ケアマネさんから提案され、24時間制の定期巡回型のヘルパーサービスを受けるようになったのは、2017年11月からです。
(介護保険内のサービスです)
それまでも訪問介護のヘルパーさんに来てもらってはいましたが、朝と夜の2回程度でした。
そうすると、なにしろ安心して家をあけられない。母を一人にして外出することがとにかく気がかりになってしまうのです。
仕事をしていても、気が気ではない。実際、母が携帯に何度も電話をかけてきてしまうことも多々ありました(今は電話をかけること自体できません)。
1日5回訪問してもらえることによる安心感
定期巡回だと、うちの場合は朝7時、13時、18時、22時、午前2時の5回訪問してもらえます。1回の滞在時間は長くて20分程度。服薬、食事の配膳、ポータブルトイレの処理、オムツの交換をしてくれます。
朝は簡単な朝食の配膳と服薬をしてくれます。ゆで卵とヨーグルトを冷蔵庫に絶やさず常備しておくのが私の役目です。
昼は私がおかゆをつくったり、おにぎりを握ったり、コンビニやスーパーで買ってきたものをあげるようにしています。
母は自分で食べることができるので、それは本当に助かります。
最長で時間があくのは、朝7時から13時までの6時間です。その間に私が起きて、母を確認し、体調などをチェックしてから昼ご飯をあげるようにしています。
13時から18時までは5時間あきますが、朝体調に変化がなければ、ここで急に何かが起こるということはそれほど考えられません。
というか、この5時間は、そもそも私は仕事をしている時間帯ととらえているので、この時間帯は母のことは気にしないように割り切っています。
それでも18時にはヘルパーさんに来てもらえるわけですから、万一母に何かあれば、そこで私に連絡は入るだろうということです。
在宅介護の鉄則
このように、どれだけ時間があいたとしても、5時間のうちにはヘルパーさんのどなたかが母を必ず確認してくれる。これは安心以外の何ものでもありません。
誰の目もかけられることなく、それ以上の時間一人でいられると思うと、かなり不安なものがあります。
ヘルパーさん方はきびきびといい意味で仕事としてケアをしてくれるので、こちらも見ていて気持ちがいいですし、オムツの交換などそれは鮮やかなものです。
在宅介護はプロに任せる。やってもらえることは人に任せる。これが在宅介護の鉄則だとつくづく感じています。
冒頭、私がここまでワンオペで介護ができているのは9割が定期巡回のヘルパーさん方のおかげと書きましたが、残りの1割は月1回、1週間ショートステイに行ってもらっていることです。
いつ終わるかわからない介護を、その終わりの日までずっと息も抜かずに続けていくのは、絶対に不可能です。
また、改めてショートステイの大切さについても書きたいと思います。