介護での契約書のサインの多さ、なんとかなりませんか?

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介護サービスを受けるのに手続きが多すぎる!

介護中心の生活をしていると、事務手続きの効率の悪さを感じることがあります。

どこまでもアナログ、非効率的なことが多すぎるのです。

まず、どうにかしてほしい筆頭がサイン(署名)する書類の多さです。このコロナ禍でお役所や企業のサインレスやペーパーレスが話題になりましたが、介護の現場こそ一刻も早く変えてもらいたいです。

これまでどれだけ母と自分の名前、住所をサインしてきたかわかりません。

母のような要介護者(母は要介護4)で、在宅介護となると、介護保険を有効に使わなければ損ですし、金銭的にも使わなければ到底やっていけません。

母が受けている介護サービスは、巡回型の訪問ヘルパーサービスに加え、デイサービスが週2回、それに伴うヘルパーさんの送り出しとお迎え。ショートステイの月7日が1回、それに伴うヘルパーさんの送り出しとお迎え。訪問診療、訪問看護、介護ベッドや補助バーなどのレンタルといったところです。

これらのサービスをケアマネさんのアドバイスに従い、介護保険分を目一杯使って受けているわけですが、私がこれだけは必要不可欠、かつ受けてもらいたいサービスを絞っての結果でこうなっています。

いまだに介護保険の点数の数え方など全くわかりませんし、数えるのにエネルギーを割こうとも思いません。

母が受けているサービスは量的に適当なのかはわかりません。これでも自費で受けるサービスが発生していてしまい、母の年金だけでは賄えず、父が残してくれた貯金から少しずつ切り崩して支払いに充てています。

受けるサービスが多くなればなるほど、かかわる事業所などの数は増し、手続きの数も比例して増えます。

手続きの多さが介護者のストレスを増大させている

手続きの煩雑な一例を挙げると、介護保険負担証のコピーでしょうか。介護保険負担証は年に一度更新されます。そのたびにお世話になっている各所に負担証のコピーの提出が必要になるわけです。

母の場合、ケアマネさんの事業所、デイサービス先、訪問診療医のクリニック、訪問看護の事業所、ヘルパー事業所2カ所。更新時期がくると、都合6カ所へ負担証のコピーを提出しなければなりません。

これって介護者にとってなかなかの負担です。

更新時期の7月がくると、バラバラとコピーが欲しいという依頼がきます。そのたびに対応する手間はけっこうなものです。

ただでさえ、毎日母に対する世話と雑務で手一杯なのに、この手の事務手続きでさらに時間や手間を介護者にとらせるのは負担が大きいです。

このような一見たいしたことがなさそうな作業の一つ一つが、ちりも積もれば山となり、ストレスを増大させていきます。

介護を受ける本人のケアだけでなく、介護者の負担も少しでも減らすようにしてほしいと声を大にして言いたいです。

望まれる介護手続きのデジタル化

例えば、ケアマネが個人データを保管し、関係者全員がそのデータにアクセスでき、共有できるような仕組みはつくれないのでしょうか。もっと「横」に連携を取ってもらいたいのです。

介護を提供する側も、事務手続きの多さで大変そうなのは、介護を受ける側の私が見ていて明らかです。ケアマネが担当する介護保険の点数表の計算は、見るからに複雑で大変そうです。

事務手続きにかかる余計な煩雑さが軽減されれば、肝心の介護にかけられる時間が増え、介護の質が上がり、介護する側にも受ける側にも有益に決まっています。

そんな介護そのものとは関係ないところに時間と手間がかかっているという現実は大変もったいなく、無駄以外のなにものでもありません。

介護の現場でも、一早くデータ化やデジタル化が進み、手続きの煩雑さが少しでも減ってほしいと切に願います。

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